6月2日 コンサート Slåtter ノルウェーの森に伝わる音物語

年始から準備を開始していたコンサートまで、いよいよ後2ヶ月となり、フライヤーが完成しましたのでここにお知らせします。 ハーディングフェーレのソロ曲が中心ですが、それぞれの曲とともに伝わる物語、伝統的に使われてきた場面や時間帯などのコンテクストと共にプログラムを組み立てます。今回は、ピアニストで作曲家の榊原明子さんと共にコンサートを作っていきます。皆さまお誘い合わせの上、是非ご来場下さい!   スロッテル ノルウェーの森に伝わる音物語 日時:   2019年6月2日 13:30 Open 14:00 Start 会場:   堀江アルテ 大阪市西区北堀江1-18-17 モトバヤシビル7階 出演:   樫原 聡子 ハーディングフェーレ/ 榊原 明子 ピアノ 料金:   大人 前売 ¥2,800 当日 ¥3,000 /  高校生以下 前売 ¥1,300   当日 ¥1,500 ご予約:contact@satokok.com 後援: ノルウェー大使館 / 日本・ノルウェー音楽家協会 Konsert: Slåtter - musikk og historie som overlever i skogen Endelig er det 2 måneder til konserten "Slåtter : musikk og historie som overlever i skogen", og …

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Spellemann 2018

先週の土曜に、ノルウェーのグラミー賞と呼ばれる、スペルマン賞が発表になりました。毎年、3月にその前年1年間に発表されたCDの中からそれぞれのジャンルでベストアルバムを選ぶものです。昨年の伝統音楽部門はAnne HyttaのStrimurが選ばれました。 そして、今年、昨年の11月に3度目の来日公演を果たしたMarja Mortenssonのアルバム<<Mojhtestasse – Cultural Heirlooms>>がノミネートされていましたが、見事、本賞を受賞されました。Gratulerer!! その他のノミネート作品は以下の通りです。 Aslak Brimi Kvartett «Vev» Johanne Flottorp «Johanne Flottorp» Sudan Dudan «Heimen der ute» Marja Mortensson «Mojhtestasse – Cultural Heirlooms»

ジャイロキネシスとのコラボイベント

ジャイロキネシスというエクササイズをご存知でしょうか? NY発祥の背骨の調整をメインとしたエクササイズで、開発したのはバレエダンサー。腰を酷使するダンス中に体を傷め、ご自身のリハビリの為に開発したメソッドだそうです。その為、ダンサーに支持を得ているエクササイズと聞きました。マシンを使ったエクササイズのジャイロトニックに対して、ジャイロキネシスは椅子に座った状態で行うエクササイズで、大きく胸を開いたり、脇腹を伸ばしたりするのですが、あくまでも体軸を意識して行うので無理がなく、エクササイズ後の爽快感がたまりません。 私は3年ほど前に体調を崩しその時に住んでいたベルゲンで出会ったのがこのジャイロキネシスのエクササイズです。その時インストラクターをしてくれたのはタンゴダンサーの整体師さんですが、日本に一時帰国した時にもジャイロのスタジオを探しお世話になったのが、同じくダンサーで、ジャイロキネシスのインンストラクターである丸井知世さんです。 何度かライブでお世話になっているスタジオTime Blueさんにはジャイロトニックのマシンがあり、よくレッスンをされています。何気なく、以前にジャイロのレッスンを受けたことがあるんですと話したところ、何と、丸井さんがTime Blueさんでレッスンをされているというではありませんか!? お陰様で体調の方はエクササイズの効果かその後みるみると良くなり、今ではすっかり元気です。5月12日(日)には、スタジオTimeBlueでその丸井さんとのコラボイベントが実現します。 まず14:00から丸井知世さんの呼吸にフォーカスしたジャイロキネシスのエクササイズを1時間。その後休憩15分を挟んで1時間のコンサートです。このコンサートは特別で、ヨガマットの上に横になったり、座ったり、お好きな体勢で聞いていただきます。勿論、間で寝てしまってもOK。エクササイズの後は体もリラックスしていますから、そのままリラックスして音楽を楽しんでもらおうというコンセプトです。音楽もゆったりとしたバージョンでお届けする予定です。題して「ジャイロキネシスと寝ても良いコンサート」。エクササイズの爽快感と音楽でリラックスしたい貴方、是非ご参加下さい!   May 12th 2019 @ Studio Time Blue 天神橋筋6丁目 ジャイロキネシスのセッションとのコラボイベント。 エクササイズとコンサート各1時間 ¥3,000 14:00 ジャイロキネシス Start インストラクター:丸井知世 15:15 コンサートStart コンサート:樫原聡子

Jotunheim-springar

Jotunheim-springer ヨートゥンハイメンのスプリンガルは、有名な「ヨートゥンハイメンの夏の夜 Sumarkveld i Jotunheimen」のテレマルク地方のヴァリアントのひとつです。2人のプレーヤーによってヴァルドレス地方で作曲されたこの曲が各地に伝わり、ヴォスでは大変結構なリスニングチューンに発展しましたが、テレマルクでは非常に簡素なスタイルで残っています。あまり演奏されることのない曲ですが、テレマルクの同じ調弦法の曲にはない調性感と美しい旋律が魅力です。 先週末、滋賀県の琵琶湖の近くにあるとても素敵なレコーディングスタジオにお世話になり、レコーディングをしました。大阪に帰ってきて、というよりヴォスやラウランドを離れてから自然いっぱいの景色からご無沙汰でしたが、なんと、そこはVossの景色にそっくりではありませんか?!楽器の話、ノルウェーの話など色々聞いていただき、録音も自分の音とは思えないクオリティーで録っていただきましたので一部ここにシェアします。 さて、今週末はスタジオ、Time Blueさんでのソロライブです。今回も調弦法を駆使して色んなハーディングフェーレの音色を聴いて頂こうと思っています。ご都合よろしければ是非お越し下さい。      

楽譜とFolkemusikk vol.2 「楽譜には何も書かれていない」のか?

さて、vol.1で「楽譜にはほとんど何も書かれていない」と称されることについて書きましたが、では何故そう言われるのでしょうか? そもそもハーディングフェーレの音楽は口承伝統です。古い演奏家たちは楽譜を介すること無く曲を伝えてきました。当然、伝え間違いがあり、現在に残されている豊かなバリエーションやヴァリアントは、その結果だとも言われるほどです。とある音楽家は、「ハーディングフェーレの曲はもともと3曲くらいしかなかった」とすら言います。間違いもあれば、忘れ去られることも多かったことでしょう。 民謡収集の始まったのは19世紀半ばごろのことです。当時のハーディングフェーレの奏者たちの大半は楽譜は読みませんでした。民謡収集に乗り出した人の多くは都会に住む音楽家たちです。初期になされた楽譜集は当然、ハーディングフェーレの語法を知る人がしたものではありませんでした。最初期の楽譜集として知られる、L.M.リンデマンの「新旧ノルウェーの山の旋律」には歌に加えて恐らく器楽曲も収集されただろうと指摘されますが、インフォーマントに関する情報が残っておらず、誰がどんな風に弾いていたのかはおぼろげにしかわかりません。ハーディングフェーレの曲が最初に楽譜になったのは1960年頃と言われていますが、ハーディングフェーレの語法を知る音楽家による採譜は20世紀になるまでなされませんでした。音楽学者が収集旅行に出かけるようになった20世紀初頭ですら、情報提供者たちはある種不審の眼差しを学者たちに向けていたことでしょう。「最近、街から〇✖️△が来て、曲を弾いてくれって頼まれたさ。だけどよー、しめしめ、一番大事な曲は弾いてやらなかったぜ。」収集家たちも初期の頃は音楽語法の理解に誤差があり、必ずしも正しく記譜ができていないことも、奏者たちの不満に繋がります。 ハーディングフェーレの楽譜を使えるようになるには、まず音楽語法を知らなければならないと言われます。ハーディングフェーレの音楽には、地域によってアシンメトリーの3拍子を用いますが、現在でもこのリズムは楽譜には記載されません。奏者たちはどの地方の曲なのかという情報を元に、正しいリズムを使って演奏します。また、多くの場合奏者はバリエーション(細部の装飾や節回し、構造的バリエーション)を用いて曲を演奏していきますが、楽譜には1つの例しか示されていないことが殆どです。加えて、ハーディングフェーレの楽譜は5線譜に似てはいますが、音高の表記について特別な決まりがあり、そのルールを知らなければ読むことができません。ハーディングフェーレの楽譜は完全では無く、それを必死で追いかけても正しくはならないことも多いのです。 時代が下って、広く譜面を読む習慣が一般に広まっている現代に置いても、民族音楽家たちは普段、楽譜を使うということは殆どしません。古くから楽譜を介すること無くやり取りをしてきた文化があまりにも強いのです。私自身、ハーディングフェーレの曲を楽譜で見始めた頃は、とんでもない違和感に襲われたことをよく覚えています。楽譜はFolkemusikkをする上である意味「異文化」であり、そこに音楽を感じることができない人が大勢いるのも事実のようです。Vol.1のAnne HytteのLeiv Solbergによるインタビューは実は「この(今回あなたが曲を見つけてきた)ハーディングフェーレヴァルケって、現在の若者にはすこぶる人気がなくて殆ど誰も使っていないんですよね」で始まります。民族音楽の教育機関では、ハーディングフェーレヴァルケなどの楽譜資料を積極的に学生に使うように指導をしますが、一般的に楽譜から曲を学ぶことはある程度の経験を積んだ上級者がすることと考えられています。  

山本能楽堂 静寂の音コンサート

  昨日、山本能楽堂にお越しくださった方々どうも有難うございました。能舞台という特別な空間で、ハーディングフェーレとヨイクという組み合わせで音楽をお楽しみいただきました。 https://www.youtube.com/watch?v=10S2TxZdwRU 昨日のメインアーティスト、マリヤとフローデはノルウェーをはじめとする北欧の少数民族、サーミ族の中でも、南サーミという民族グループの音楽文化を強く継承するアーティストです。ノルウェーは世界の中でもそれほど人口の多くない、いわゆる小国と語られることも多いのですが、その中でもマイノリティーに当たる文化を力強く現代社会に訴えます。多くの少数民族と同じく、歴史的に、サーミの文化は社会に認められない時代を経験しています。マリヤは若い世代として、自分たちの民族文化を社会に隠すものではなく堂々とアピールしていくべきだという強い意思を持っていました。舞台裏で、そんな思いを熱く語ってくれ、さらに、「ハーディングフェーレも同じでしょ!」と激励してくれたのでした。 お二人とも日本が大好きな様子。私もまた次回の公演を期待します! 以下は今回の日程です。お近くの方、是非お出かけください! 鳥取イベント 日にち2018年12月1日(日)時間14:00 - 14:30出演マリヤ・モッテンソン(ヨイク) フローデ・フェルハイム(ヨイク/シンセサイザー)会場鳥取砂丘 砂の美術館 鳥取市福部町湯山2083-17お問合せ砂の美術館 TEL:0857-20-2231 島根公演 日にち2018年12月2日(日)時間Open 14:30 / Start 15:00会場安来市総合文化ホール アルテピア 島根県安来市飯島町70 TEL:0854-21-0101出演マリヤ・モッテンソン (ヨイク) フローデ・フェルハイム (ヨイク/ピアノ/キーボード)料金全席自由 【一般】前売 2,500円 / 当日 3,000円 【学生】前売 1,500円 / 当日 2,500円 ※シリーズ 通し券ありチケット安来市総合文化ホール アルテピア TEL : 0854-21-0101詳細HPhttp://www.artepia.jp/haganemusic.html 三重(津) Day time公演 日にち2018年12月5日(水)時間11:30 - 12:30出演マリヤ・モッテンソン(ヨイク) フローデ・フェルハイム(ヨイク/シンセサイザー)会場三重県文化会館 三重県津市一身田上津部田1234詳細公演詳細はコチラお問合せ三重県文化会館 TEL:059-233-1122 三重(松阪) Day time公演 日にち2018年12月6日(木)時間11:30 - …

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静寂の音 コンサートのお知らせ

ノルウェーの生活の中で、最も印象的だったのは、静寂の音だったかもしれません。私は、大都会の真ん中とまではいきませんが、大阪の郊外で生まれ育ちました。人々の行き交う音、大きなBGMの交錯する商店街とはすぐ近くという環境にあまりにも慣れていました。 私はノルウェーはテレマルクのラウランドというところで民俗音楽を学びました。今でこそ、冬になるとスキー場目がけてオスロなどの街から観光客がやってくるリゾート地として賑わっていますが、当時はまだそれほど人も多くなく、夕方4時になると真っ暗になる中、外灯のない道を懐中電灯翳して学校から家へ帰ったのをよく覚えています。スキーリゾートらしく、冬はよく雪が積もるので、雪が音を吸うせいか、独特の音世界になります。ああ、静かっていうのはこういうことなんだと実感したものです。 そういった音世界がノルウェーにはあちこちにあります。そして好まれる音楽も、楚々としていて、シンプルながらも暖かみのあるものが多い、独特のサウンドです。そんな音楽を届けるアーティスト、マリヤ・モッテンソンとフローデ・フェルハイムが来日するという話を伺い、コンサートの冒頭に僅かですが参加させていただくことになりました。マリヤとフローデのノルウェーサウンドを聴きに、是非お運びくださいますようご案内いたします。私も、私なりのノルウェーサウンドを届けられますよう、準備したいと思っております。 <静寂の音 -Quietness-> ヨイク・ナイト Joik Night  静寂 と 音楽、相反することば。 「日本は音に溢れているね」 深い森や大草原で生まれ育った、演奏家たちの言葉がずっと心に残っていた。 日本で、森が自然好き! であっても彼らの知る 森や草原の静寂とは全く別ものだと思う。 人と会うことすら少ない環境で生まれた音楽。 届ける対象は、周りの木々や湖、そして自分自身であった。 都会に居ながら、彼らが生まれ育った音楽に身を寄せてみたい。 そんな想いを届ける 「静寂の音 -Quietness-」 シリーズ 大阪 [能楽堂] 公演 日にち 2018年11月30日(金) 時間 Open 18:30 / Start 19:00 会場 山本能楽堂 大阪市中央区徳井町1丁目3-6 出演 マリヤ・モッテンソン (ヨイク) フローデ・フェルハイム (ヨイク/シンセサイザー) [オープニングアクト] 樫原 聡子 (ハーディングフェーレ) 料金 全席自由 【一般】前売 4,000円 / 当日 4,500円 【学生】前売 2,000円 …

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