ハーディングフェーレの伝統曲にまつわる物語

昨日のコンサート北欧音楽コンサートと軽食ビュッフェへお越しいただいた方々、どうもありがとうございました。ニッケルハルパの本田さんとのコンサートは本当に久しぶりで、以前fissで活動していた時とは全く違ったレパートリーでコンサートを組み立て ました。その結果、以前より、よりそれぞれの楽器の特徴的な曲を集めたコンサートになりました。 ハーディングフェーレの曲には物語が共に伝わっているものが多いです。いつもコンサートではそういったお話もしますが、時代も地域も違うと、お話の本意が伝わったかどうかわからない時もよくあります。昨日は、イェルキ・ハウケラン Gjerki Haukelandという悲しい恋の物語でしたが、どういうわけか本意は伝わらなかったようでした。 Gjerki HaukelandはベルゲンのHaukelandという土地のお金持ちの娘さんでした。それに対して、オイスタイン・ルーロス Øystein Luråsは貧しい芸術家。結婚することができず、泣く泣くイェルキは別の男性と結婚することになったのでした。その2人の最後のダンスの曲がイェルキ・ハウケランだったわけです。身分の違いで結婚できない悲しい恋物語は古くから伝わる物語の中でも定番中の定番です。 ハーディングフェーレの曲は難解だという意見もよくいただきます。私はこの楽器を初めて20年、以前は難しいと思っていたこともありましたが、今ではそんなことはすっかり忘れてしまいました。アシンメトリーの3拍子、シンコペーションの多いフレーズ、曲の小さななモチーフを繰り返すミニマルな構造が独特で、今ではそれが面白いと思っています。このリズムや構造無くしてハーディングフェーレの音楽はありえません。私は伝統音楽という領域を研究活動分野にしてきましたので、こういった難解と言われる音楽的特徴をよりわかりやすく他の方々に伝えたいという思いはありますが、わかってもらえないから変えて伝えたいとは思いません。それは今までのノルウェーでの生活で、商業ベースに乗って活動をしていると思われるプレーヤーであってもしっかり守っているというのを目の当たりにしています。伝統は、良く過去と現在を繋ぐものと定義されますが、現在の感性で共感できないものは未来まで残ることもないでしょう。古くから伝わる音楽の要素の中にも現在、未来に通じる魅力があることを信じて、弾き続けています。

今週末、北欧音楽コンサート&ビュッフェ

今週末のコンサート、満席が近づいてきました。まだ数席余裕がありますので、気になっている方は早めにご予約下さい! 大阪の西中島南方にある語学教室Ancさんと、相互紹介をさせて頂いております。今のところ、ノルウェー語のレッスンはありませんが、スウェーデン語・デンマーク語・フィンランド語など他の北欧言語に興味のある方は、是非見学など行ってみてはいかがでしょうか? https://www.asianetclub.jp/Swedish.html フェイスブックグループ北欧コミュニティには、いつも北欧のニュースが満載。こちらも是非覗いてみて下さい。

北欧音楽コンサート&ビュッフェ

9月に入り涼しくなってくれるかと思いきや、今日も台風が発生して今週末にも猛暑が再来するというニュースを聞き、日本の夏は相変わらず手強いと思い知るのでした。 9月15日にいつもお世話になっている天神橋筋6丁目のスタジオTime Blueで、北欧音楽コンサート&ビュッフェを行います。この夏ノルウェーに行った際に買ってきた食材を調理して食べるという会とコンサートをくっつけた「美味しい」ライブです。そして、内容盛りだくさんなのに¥2,800とリーズナブルです。 コンサート共演はニッケルハルパの本田倫子さん。今回はソロを中心としたプログラムで数曲一緒に演奏する予定です。 お誘い合わせの上、是非お越しください。この頃にはもう少し秋らしくなっていることを願って。 日時:9月15日(日)13:30開場 14:00開演 (16:30頃終了予定) 場所:Studio Time Blue / 天神橋筋6丁目駅12番出口から徒歩1分 演奏:本田倫子(ニッケルハルパ)樫原聡子(ハーディングフェーレ) 料金:前売 ¥2,800 (¥1,400) 当日 ¥3,000 (¥1,500)