修士号を取得しました Master’s degree in traditional art!

2017年6月にラウランドのノルウェー南東大学(旧:テレマルク大学)人文学部伝統文化学科にて修士号を取得しました。この学校はノルウェーの伝統音楽に関する高等教育機関では一番古い学校で、学ぶ/学んだ伝統音楽学生数も最も多い大学です。
マスターのテーマは、古いアーカイブ資料をもとに演奏解釈と演奏をするというもので、私がテーマにしたプレーヤーは、テレマルクはティンの往年のプレーヤー、クヌート・ダーレ (1834-1921)。現在でもファンが多く、特にその孫のヨハネス・ダーレ(1890-1980) の名演奏を通じて多くのレパートリーが現在でも親しまれています。クヌート・ダーレはその時代のプレーヤーとしては大変珍しく、100曲以上のレパートリーをアーカイブ録音に残しています。自らエドヴァルド・グリーグに手紙を書き、レパートリーを楽譜に書きおこさせました。彼のレパートリーの一部がグリーグのOp.72の基盤となっていることはあまりにも有名です。
古い資料から演奏解釈するためには、その時代状況、資料のもつ性格なども知らなければならず、また、実際に目の前で演奏されたものではないために、録音資料を詳細に聞いていく必要があります。また当時はまだ楽譜に書く”書式”も現在ほど整備されておらず、楽譜資料にはところどころ間違いも見られます。そういう歴史的な資料を扱わせてもらえて、とても学びのある修士となりました。
今年終盤、来年にかけて、何らかの形でこの学びを発表したいと考えています。クヌート・ダーレのレパートリーをコンサートで弾いてから今年で10年。以前よりは理解が深まったかなと考えています。
ハーディングフェーレを弾きはじめてから15年以上が経ちました。最初に大学で学んだのが2005年のこと。当時は、片言のノルウェー語で、本を読み、会話をするのがやっとだったところが、論文を曲がりなりにも書けるようになりました。長い道のりでしたが、最初に来た頃を昨日のことのように覚えています。お世話になった先生方が、賞をとられたり、退官されたりするにつけて、年月が経ったことを実感しています。
I got the master’s degree in traditional culture in June, 2017 at the University College in South-East Norway in Rauland. My master’s project was to play the tunes after the old archive recordings and notes, especially focused on the “spelemannen” Knut Dahle (1834-1921) from Tinn in Telemark.
I greatly thank to my teachers and the institutions that they allowed me to study this theme. I learned about how to handle the historical materials, got understanding of the historical background of his period. And this helped me to interpret his playing style.
grey scale

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